デジタル版JCKLニュースレター
タイムリー且つ皆様のお役に立つ情報発信を心掛け、毎月初旬にお届けしていきます。
KL盆踊り大会が懐かしい!
2020年・2021年とKL盆踊り大会はCovid-19感染拡大のためにやむなく中止となりました。世界最大規模の盆踊り大会の一つに数えられる日馬友好イベントが二度にわたり開催できず、本当に残念です。それでも、来年こそは!
Covid-19を世界中が乗り越え、そしてマレーシアの仲間たちと素晴らしい盆踊りを開催したい。そんな思いからKL盆踊り大会のハイライトを1977年第1回盆踊り大会までタイムスリップし、皆さまにお届けいたします。
2019年7月20日(土) 第43回KL盆踊り大会 Kompleks Sukan Negara Shah Alam (Panasonic)
観客動員数35,000人! 80%が首都圏在住の学生や家族連れ
主催:KL日本人会、KL日本人学校 (JSKL)、在マレーシア日本国大使館
協賛:東方政策元留学生同窓会 (ALEPS)、マレーシア元留日学生協会 (JAGAM)、マレーシア日本人商工会議所 (JACTIM)、スランゴール州政府観光局
後援:スランゴール州政府、スランゴール投資センター
KL盆踊り大会紹介ビデオ (約1分、JSKL提供)
4:30pm 開場、屋台の営業
7:00pm 開会宣言
7:15pm 盆踊り、ゲストパフォーマンス
9:30pm 閉会
現地校生徒も踊りをサポート(JSKL提供写真)
日本食を中心にした屋台コーナーも大人気
浴衣姿の晴れやかな笑顔があふれる
KL日本人会日本舞踊部と現地校学生、社会人、総計88名による日本舞踊
スランゴール州政府観光局によるマレーダンス
和太鼓翔による迫力の演奏
ボランティア 800名以上
- KL日本人会実行委員会 21名
- 日系企業の応援(三水会・バンギ会) 141名
- 元留学生 47名 (ALEPS・JAGAM)
- 日本人学校 50名、現地校 92名
- スランゴール州(警察・消防・救護・Rela) 約250名
- その他の団体、企業、個人
スランゴール州と元留学生、日系企業のサポートは安全な開催実現の要です
2019年7月20日ーー。毎年下から見上げ憧れていた櫓の上に立ち、紡いできた仲間との絆を胸に静かにバチを握りました。約35,000人の大観衆に囲まれ、全力で演じ切ったあの瞬間は、今でも鮮明に蘇ってきます。私たちの代から男女問わず、踊りと和太鼓のどちらかを選べるようになり、一生に一度の経験になるだろうと思った私は、和太鼓に挑戦しました。力強さで物足りないと思われないよう、皆と練習を重ねる毎日。初めはバラバラだったリズムも日を増すごとに揃っていき、やりがいを感じていたのを覚えています。本番当日、最後の音が会場に響いた瞬間。全てが結実し、それまでに感じたことのない達成感が、体全体にいきわたりました。
(2019年度中学部卒業 石橋茉央)
2017年 第41回KL盆踊り大会 Kompleks Sukan Negara Shah Alam (Panasonic)
<日・マレーシア外交関係樹立60周年>
40年以上にわたり培い広がった日馬友好親善の超特大の輪!
見よう見まねで踊れるのが盆踊りの魅力の1つ
2016年 第40回KL盆踊り大会 Kompleks Sukan Negara Shah Alam (Panasonic)
<日本人学校創立50周年記念>
スランゴール州スルタン、シャラフディン・イドリス・シャー殿下のご臨席
スランゴール州スルタン(中央)右は宮川眞喜雄大使(当時)
幾重もの円となって右に左に大きく揺れる様は圧巻の一言
2013年 第37回KL盆踊り大会
Kompleks Sukan Negara Shah Alam (Panasonic)
<KL日本人会設立50周年>
820発の連続打ち上げ花火に大歓声が響き、会場は大いに盛り上がった。
花火発火のキュー出しにドキドキ!
■KL盆踊り大会の開催場所は、1993年から2019年までKompleks Sukan Negara Shah Alam (旧松下スポーツセンター)で開催されている。この間2001年に一度だけStadium Shah Alamで第25回盆踊り大会が開催された。(松下スポーツセンターの芝生メンテナンス作業のため。)
2001年 第25回KL盆踊り大会 Stadium Shah Alam
共催:KL日本人会及びスランゴール州政府
「Visit Selangor 2001」の一環としてスランゴール州政府と共同開催
観客動員数:55,000人
主にサッカーの試合に用いられるシャーアラム・スタジアム
■1984年から1992年までの9回をStadium Tun Razakで開催。広報活動にも力を入れ、観客動員数は1987年に5,000人、1989年に9,000人、1991年に15,000人へと発展していった。(1995年には松下スポーツセンターで30,000人規模となった。)
1984年 第8回KL盆踊り大会 Stadium Tun Razak
共催:KL日本人会、PTA
観客動員数3,500人(日本人2,000人、マレーシア人1,500人)
1984年スポーツ委員会が発案、PTA行事から日本人会との共催行事へ!
在留邦人に対して温かい理解と友情を与えてくれるマレーシア人にも参加してもらえる大きな行事をやってみようと考えたスポーツ委員長。委員会内で討議した結果、運動会と盆通りの2案に絞られた。
どちらも学校行事であり学校側の協力が必要であることから校長先生とPTAに相談したところ、盆踊りならまだ準備に取り掛かっていないので合同開催が可能であるし、PTA側もぜひ日本人会の協力を得たいとの意向が確認され、マレーシア人も招いてビッグな盆踊りにしよう!と話がまとまった。(日馬和里2号より)
日馬和里:KL日本人会の不定期機関誌(1983年~2004年)
ホッケー場のトゥンラザック・スタジアム
ラッキードローの模様
1977年 第1回盆踊り大会 KL日本人学校校庭
主催:PTA
KL日本人学校がキアペン校舎からタマンセプテ校舎(現KL日本人会会館)に移転した翌年の1977年9月3日に開催された。
親子親睦のためのPTA行事として企画され、校庭(現KL日本人会駐車場)で行われたもので、PTAの皆さんが手探りで始めた盆踊りが35,000人を集客する盆踊り大会のルーツといえる。
(詳細はKL日本人会設立50周年史に掲載 こちらを参照)
地元の大工さんが製作した櫓と中華学校からお借りした太鼓
ディパバリ用の豆電球を利用した手作り感あふれる電飾
後方にうっすらと校舎が写る
皆さま、2022年盆踊り大会でお会いしましょう!
今月の写真
<ブーゲンビリア>
鮮やかな色で南国らしさあふれるブーゲンビリアは、ハイビスカスと並ぶトロピカルフラワーとして人気のある花。ブーゲンビリアという名前は、1768年にブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する。
オシロイバナ科ブーゲンビリア属の常緑つる性の低木で、花言葉は「情熱」。マレーシア人の天性の明るさ、ポシティブさ、大らかさを表しているようで、見る人に元気を与えてくれると感じる花だ。
このピンクの花びらに見える部分、実は花ではなく苞(ほう)と呼ばれる葉っぱである。実際の花は、苞の中央にある筒状の白い部分で、1つの苞に3つの花を咲かせる。苞の色はパープル、薄ピンク、オレンジ、白などあり、開花してもほとんど香りはない。
年中きれいに色づき手入れも簡単ということから庭に植えている家庭が多く、公園などでもよく見かける。
挿し木で増やすことができ、鉢植えでも育てやすい木だが、日光を好むので日当たりのよい場所で育てよう。
かとれあ会<今年度の活動予定>
1)2021年度かとれあ会の活動予定
5月21日に2021年度の第1回かとれあ会役員会を開催し、今年度の活動予定を取りまとめました。
- 毎月、かとれあ会会長・副会長による正副会を開催。
- KL日本人会、KL日本人学校PTA、各種ボランティアグループ、在マレーシア日本国大使館等との協力関係を築く。KL日本人学校PTA役員との連携会議は必要に応じて開催。
- 毎月、かとれあ会役員による定例役員会を開催。
- 1-2ヶ月に1回程度、ニュースレター編集会議に出席。
- 年1回、施設ボランティア活動グループ連絡係連絡会を開催。
- かとれあ会名誉会長・岡大使夫人と共にかとれあ会役員は、各種福祉施設での活動を通じて日本とマレーシアの友好・親善に努める。
- 6月から年3回程度、チャリティバザー開催に向けてバザーサポーターグループ連絡会を開催予定。バザー実行委員会に参加予定。
- 第49回日本人会チャリティバザー開催に向けて準備、協力を進めていく。
- 日本人会内で「かとれあkiosk」を主催、バザーの補助的役割をもたせる予定。
- 2022年2月~4月にバザー収益金ドネーション贈呈式、次期役員選出活動、かとれあ会年次総会を開催。
- その他KL日本人会年間行事の補助。
2)2021年度かとれあ会のカラー
今年度のかとれあ会のカラーは「ネイビー」です。
ネイビーは、誠実さや冷静さを象徴する色です。
『勝利の色』ともいわれており、コロナ禍を乗り越えるという思いを込めて選びました。
今年度のかとれあ会も誠実さと笑顔で頑張ります!
3)2021年度バザーサポーターグループの紹介(地区バザー委員から名称変更)
以下の通り、バザーサポーターグループの代表者をご紹介いたします。(敬称略、順不同)
益永陽子、中西敦子、上辻育子、有馬奈津、門脇奈穂子、小林こずえ、伊東桃子、上田知子、足立絵里、根本陽子、安永知絵、町田敬子、清家利沙、ペリング祐子
第49回日本人会チャリティバザー実行委員会の立ち上げに先立ち、バザー先行準備として、6月14日に第1回バザーサポーターグループ連絡会をオンラインにて開催しました。14名のサポーターグループの皆様と、かとれあ会役員との間で作品製作やバザー開催に向けての情報交換をしました。
コロナ禍の中でのチャリティバザー開催には困難が予想されますが、バザーサポーターの皆様はすでに作品製作に熱意をもって取り組んでおり、かとれあ会としても今年度は、日本人会内で「かとれあkiosk」を開催し、バザー手芸品の展示販売をする予定です。皆様もぜひ応援をお願いいたします。
JICAだより
マレーシア競争委員会への協力
JICA長期派遣アドバイザー 小畑紳一郎
◆ 1.競争法とは
例えば、皆さんがパソコンを買いにお店に行ったところ、どのメーカーのパソコンも価格、機能、デザインのいずれも全く同じだったらどうしますか?
買う気が失せるか、どうしても必要ということであれば、いずれかを選んで買うしかありませんが、楽しくない買い物です。
企業が競争をして様々な商品やサービスを提供することにより、消費者は多様な選択肢を持つことができます。また、企業が切磋琢磨することがイノベーションにつながり、経済成長や経済の活性化をもたらします。
ただし、競争は短期的には「痛み」を伴いますので、企業に共同して競争を回避するインセンティブが働くことがあります。いわゆる「カルテル」です。企業が話し合って商品やサービスの価格を引き上げたり、公共入札の実施前に入札参加業者間で誰がいくらで受注するか決めることが典型的なカルテルです。
また、競争さえすれば、どのような競争であっても良いわけではありません。例えば、私と同年代の人であれば懐かしく思うでしょうが、「ドラクエ」というゲームソフトが流行した当時、あるゲームソフトの卸売業者が取引先の小売業者に対し、在庫として積みあがっているソフトと一緒でないとドラクエを販売しない事例がありました。他にも、アメリカの当局が昨年末にFacebookに対する訴訟を提起しました。同社によるInstagramやWhatsAppの買収が、将来自社にとっての脅威となり得る企業の台頭を防ぐために両社を買収した反競争的なものであるという主張です。
このような競争を制限する行為を禁止し、企業間の競争について基本的なルールを定めているのが競争法です。競争法は現在では130以上の国や地域にあります。ASEAN加盟国でも競争法の導入が進んでおり、カンボジア以外で競争法が既に制定されています。
日本では「独占禁止法」という法律が競争法に該当し、同法の運用機関として「公正取引委員会」という国の行政機関があります。独占禁止法が制定されて公正取引員会が設置されたのは1947年のことで、実は世界で3番目の早さです。
◆ 2.競争法の分野の技術支援
公正取引委員会は、JICA(国際協力機構)と協力し、開発途上国における競争法の導入や強化を支援しています。支援国としては、地理的や経済的なつながりから、アジア、特にASEAN加盟国が中心となっています。そして、JICAによる技術支援の特徴の一つとして、(支援国からの要請内容によりますが)日本から専門家を現地にアドバイザーとして長期派遣することが挙げられます。
なお、このような公正取引委員会による海外の競争当局の支援については、朝日新聞に「世界で広がる競争法「市場の番人」が海外支援する理由」という記事が掲載されたこともあります。(https://www.asahi.com/articles/ASP5V2F1TP57UTIL05F.html)
◆ 3.マレーシアに対する技術支援
マレーシアでは、2010年に競争法(Competition Act 2010)が制定され、翌年に競争法の運用機関であるマレーシア競争委員会(Malaysia Competition Commission。通称MyCC)が設置されました。MyCCは、今年の4月1日で「10歳」になったわけです。この10年間、MyCCは競争法の執行や普及啓発に努めてきましたが、マレーシアの競争法にはいくつかの課題があります。その一つが、M&Aについてのルールがないことです。先ほど、Facebookの事例を挙げたように、競争法では、競争を制限することとなるM&Aを禁止するのが一般的ですが、現在のマレーシア競争法では、これに相当する規制がありません。そのため、MyCCは、現在競争法の改正に向けた作業を行っています。
(写真右から)瀧澤JICAマレーシア事務所長、筆者、岡大使、アレクサンダー国内取引消費大臣、ロソル副大臣、ハスノルザム次官、イスカンダルイスマイルMyCC最高運営責任者
JICAは、このようなMyCCの活動を支援するため、本年1月から技術支援のプロジェクトを開始し、私が公正取引委員会からJICA政策アドバイザーとして派遣されています。MyCCにとって私が初の長期派遣アドバイザーとなります。
筆者
◆ 4.コロナ禍における活動
私のプロジェクトでは、競争法の改正法案の作成やガイドラインの改正に必要な知見がMyCCの職員に提供されること、競争法の執行に関するMyCCの職員の能力が向上することなどを成果として得られるよう、それに向けた活動を行っています。
MyCCの職員に対し、改正法案に対して日本の経験を踏まえてアドバイスしたり、公正取引委員会の実務を紹介したりしていますが、MyCCの職員が勉強熱心であることにいつも驚かされます。そのような彼らに何を伝えたら彼らの役に立つか考えながら、1つ1つの活動をこなす毎日です。
これまでのところ、当初計画した内容に沿って活動を実施できていますが、コロナ禍ということで、テレワーク中心の勤務となっており、対面の活動が制限されているのは残念です。コロナが早く収束することを祈るばかりです。
◆ 5.おわりに
本稿が読者の皆様にとって、競争法や公正取引委員会による技術支援活動を知るきっかけになれば幸いです。
それでは、皆さん、Stay safe!
今月のローカル食材
<マサラティー>
料理講習会講師 ちはる
本格的なマサラティーも実は簡単に作ることができる。
スパイスは一度揃えてしまえば料理にも使えるし、なにしろマレーシアではどこのスーパーでも扱っていて、安価に手に入るのが魅力。
家にいる日々が続いているが、こんな時だからこそスパイスの香り豊かな、ちょっと贅沢気分になれる自分癒しのティータイムを持とう♪
マサラティーはチャイに香辛料を加えたもの
☆材料 (5杯分)
生姜 10g
シナモンスティック 10g
クローブ 5粒
カルダモン 10粒
黒胡椒(粒) 5粒
練乳 20ml (好みの量) OR 牛乳150ml
砂糖 適量
①シナモンスティックを軽く叩き割る。生姜は1mmの厚さにスライスして軽く叩く。
②カルダモンと黒胡椒(粒)も軽く叩き潰す。クローブはそのままでよい。
③鍋に水、生姜、スパイス類を入れて中火にかける。
④沸騰したら茶葉を入れて更に5分ほどよく煮出す。
⑤練乳または牛乳を入れ再沸騰させる。牛乳の場合はここでお好みの量の砂糖を入れる。
⑥茶こしで漉したら完成。
*このシリーズで紹介して欲しい食材や調味料・スパイス等あれば、事務局までお寄せください。office@jckl.org.my
今月の漢方
<ハトムギ>
国際中医薬膳師/中医実習生 坪井良和
ハトムギは大麦(Barley/薏米)に似ているが別の麦
マレーシアの季節といえば、雨季と乾季。雨季とはいっても日本のじめじめした季節よりは過ごしやすいとお思いの方も多いだろう。それでも意外に内外の温度差やローカルご飯からくる体内の湿気が体の不調になることも多い。今日はそんな症状にお勧めのハトムギ。
日本では焙煎したハトムギを使ったハトムギ茶もポピュラーだし、有効成分を吸収しやすいように加工したハトムギエキスは、美白や美肌に効果的といわれてマレーシアでも人気。ハトムギは中薬としてはヨクイニン(薏苡仁)といわれ、日本漢方ではイボ取りに処方される一方、マレーシアでは子供の消化不良や疳の虫、暑気あたり防止に常備される薬膳食材の一つである。
ハトムギには、体内の余分な水分を尿として排出させる効果があり、むくみや体のだるさの解消が期待できる。さらに、尿として排出されることで便の水分が調整されて快便になり、下痢や軟便の治療効果もある。おできの膿の排出を促進し、おできそのものを小さくする効能があることからニキビへ応用されるのだろうが、ハトムギを飲んでいるだけではニキビがよくなるかは少し疑問だ。
注意したいのがマレーシアのハーブドリンク、薏米(イーミー)水もしくはJus Barli との区別。これで使われるのはBarley、つまり大麦であってハトムギではない。
Barleyはもちもちしておいしく、栄養価が高くて食物繊維も豊富だが、ハトムギのような直接的な美肌やむくみ解消の薬用効果はない。一方でハトムギは単体で煮るとほのかに酸味があり、口当たりもあまりよくないので、ハトムギ茶が手に入らないマレーシアでは料理に混ぜて使うのがおすすめ。漢方食材兼乾物屋さんなどで手軽に買えるので、この時期、ご飯やおかゆに混ぜて炊いたり、スープと一緒に煮込んだりすると食べやすくなる。
湿気の多い時期、ハトムギ以外にも雑穀や豆類を意識的に料理に取り入れると、余分な水分を排出させつつ胃腸を整えることができ、夏バテ防止に効果がある。
薏米水/Jus Barli(マレー語)
今月のおうちdeエクササイズ
当会の「呼吸法&体幹ゆるトレ同好会」NICO先生に、自宅で実践できる室内運動をご紹介いただく。
NICO先生からのメッセージ
おうち生活が長く続きますね。
これまでは積極的におこなっていらしたおうちでの自主的な筋トレやストレッチもなんだか最近あまりやる気が出ない…なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、体のほぐしを含め前半は座った状態、そして後半は床の上に横になった状態で行えるシンプルな動きばかりです。寝そべった状態でのスマホ使用時、読書中、もちろんベッドの上でも出来ちゃいます。
気が乗らない時には横になったままでのお気軽エクササイズで気分を上げていきましょう!
①00:14~ 上半身のほぐし
②02:06~ 下半身のほぐし
③03:26~ 腰と背中&片脚ずつのもも裏とひざ裏のストレッチ 左右
④06:11~ うつ伏せでのおしりエクササイズ 左右
⑤10:09~ 仰向けでの内ももエクササイズ
⑥12:52~ 仰向けでの体幹強化エクササイズ
安全&効果的におこなって頂く為に、最初から通して実践することをお勧めします。
えっ!マレーシア
<メッカ巡礼は25年待ち?!>
7月20日はハリラヤ ハジの祝日で、イスラム暦の12月10日にあたりメッカ巡礼の終わりを告げる日。ムスリムにとってメッカ巡礼は、体力と財力が許す限り生涯に一度は果たすべき義務とされ、毎年マレーシアからも敬虔なムスリムが参加している。高額な費用が掛かるため一昔前までは渡航できない一般市民が圧倒的に多かったが、近年では所得が上がっていることもあり希望者がかなり増えているとのこと。国ごとに参加人数が割り振られているのだが、それを遥かに上回る人が希望を出すため、マレーシアでは25年待ちとも言われている。それほど先のこととなると、様々な事情が絡んできて実際のところ何年待たなければならないのか誰にも分からないだろう。
この聖地巡礼もコロナ禍の影響を避けられず、今年はサウジアラビア政府が巡礼者に対しワクチン接種の義務化を決定し、 ワクチンの種類も米ファイザー製か英アストラゼネカ製に限ると発表していたが、世界的な感染拡大の深刻さを受け、昨年に続き今年も海外からの受け入れ中止が決まったところだ。
なお、メッカ巡礼は一生に一度行けるかどうかの思い入れの深い特別な行事であり、例年ムスリムはモスクで家畜を生贄として神に捧げる儀式を行って過ごすことから、ハリラヤ ハジは犠牲祭と呼ばれている。
メッカの方角を示すステッカー
JCKLニュースレター
【編集委員】
- 伊藤紀子(編集長)
- 川村延義(副編集長)
- 熊谷敦子(副編集長)
- 澤村文江(編集委員)
- 水田加代子(編集委員)
- 森真由美(編集委員)
- 矢内理砂子(編集委員)
- 吉岡由佳(編集委員)
- 安松英子(かとれあ会)
- 井谷百合子(かとれあ会)
*掲載の内容は変更が生じる場合があります。
ご意見やご感想は事務局ニュースレター担当までお願いします。