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JSKLの再開状況


創立56年という歴史あるクアラルンプール日本人学校* (JSKL) 。コロナ禍3年目の今年度はSOPも大きく緩和され、入学式も保護者同席で開催できるなど教育活動はほぼ本来の形態に戻り、園児・児童生徒の伸び伸びとした姿が見られるようになった。
今特集では、長いオンライン学習期間を経て対面授業に移行した喜びあふれる令和4年度JSKLの活動と取り組みを紹介しよう。
 *正式名称:在マレーシア日本国大使館附属クアラルンプール日本人会日本人学校
 
 

城間 勝 校⾧先生

JSKL敷地面積は東京ドームの約1.5倍にあたる広さを誇る

1993年の新校舎完成以来、30年ぶりの大改修工事が進行中

 
ー城間校長先生の始業式メッセージよりー
JSKL学校生活で意識したい3つの「あ」
いさつが出来る元気な子 (体)
りがとうを素直に言えるやさしい子 (徳)
● 目標を立て最後まできらめないで取り組む子 (知)
 

 

🚩 小・中学部   令和4年度の活動報告

♦運動会   6月11日(土)~12日(日)

3年ぶりの開催とあって児童生徒、先生、みんながわくわくドキドキしながら迎えた運動会。2年間開催できずに募った思いをスローガンに込め、一丸となって励むことができた。
「BREAK YOUR LIMITS ~ 仲間と共に、2年間ためてきた力を発揮しよう~」

合同開会式での宣誓

大きな声援を受けながら全力疾走

6年生による見事なウェーブ
 

♦盆踊り大会   7月16日(土)

恒例の盆踊り大会には毎年JSKL中学部3年生が参加。しかし、コロナ禍で開催中止となったこの2年の間に、先生方の多くが定期人事異動で入れ替わってしまい、参加に向けた準備について十分な引き継ぎができていない中での取り組みとなったが、多くの方の協力を得ながら練習を進めてきた。
盆踊り大会当日は会場となった国立スタジアムを埋め尽くす五万人もの来場者があり、この日の主役としてメインプログラムを立派にリードできたことは大きな自信につながったし、JSKLで学べてよかったと思える経験となった。

JSKL中学部3年生の集合写真

和太鼓の打音が響き渡った

来場者は生徒を真似て踊る

女子も希望者は太鼓を演奏 

 

♦カンポンホームステイ   7月30日(土)~8月1日(月)

マレーシアの家庭に宿泊し現地の生活や文化、習慣などに触れること、異学年交流を通して思いやり、協力する態度を学ぶことを目標に、 2泊3日の日程で実施された「カンポンホームステイ」。小学部5年生~中学部の参加希望者70人超が参加し、最終日には現地校SKスリセンダン校との交流会も実現した。3年ぶりの開催とあって滞在先の現地の方にもいつも以上に歓迎いただき、思い出に残る3日間となった。

ゴム採取体験

乗馬体験

食事づくりの様子

マレー式模擬結婚式の見学
 

♦国際交流会

6月28日、小学部3年生が現地校を訪問して交流会が持たれ、日馬両国の遊びや歌、ダンスなどで楽しい時間を過ごすことができた。他の学年も別の日程で順次開催された。

小学部3年生の交流の様子
 

♦オンラインを生かした学習の継続

コロナ禍で取り組んだオンライン学習には長所も多くあり、現在も対面授業の中で活かされている。

コロナ濃厚接触者など、登校できない児童生徒はオンラインで参加が可能

資料の共有・閲覧、課題の提出、朝会での委員紹介などでタブレットを使用
 

♦ペスタスバン   10月14日(金)~15日(土)

JSKL最大の文化的行事である学習発表会「ペスタスバン」が3年ぶりに開催された。特に舞台に立つまでの過程を大切にし、学年・学級での練習を通して協力や思いやりの心を育んでいる。子どもたちだけでなく保護者の皆さんも楽しみにしていたステージ発表に、温かい拍手が送られた。

小学部2年生

小学部4年生

小学部5年生

小学部6年生

中学部全員合奏

中学部全員合唱

 

🚩 幼稚部   活動報告

今年度は近年で一番少ない人数でのスタートとなったが、人数が少ない分、みんなのことがよく見えて誰とでも仲良くなれるチャンス!  コロナ禍でも「できること」「 やれること 」を子どもたちと見つけながら頑張る姿勢が写真から伝わってくる。
 

プール活動

親子遠足

運動会 年長

誕生会

中秋節集会

ぺスタスバン

 

 
 

 


今月の写真
<JSKL校舎のジオラマ>


JSKL創立50周年の2016年度に、在校生が手作りで完成させた校舎のジオラマ写真。先般のJSKLホームページリニューアルまでトップページ画像に掲載されていた作品であり、懐かしく思う方もいらっしゃるだろう。

JSKLはKL日本人会によりマレーシア当局の認可を得て1966年 (昭和41年) に設立された在外教育機関であるが、二度の校舎移転を経て現在のスバン校舎に落ち着くまでには学習環境に恵まれない期間があった。最初の校舎は Jalan Kia Peng の大使館建物跡で、14名の小学生と校長を含む2名の派遣教員でスタート。その後、新築のセプテ校舎 (現在の日本人会会館の建物) が1993年まで使われるのだが、生徒数の急増により教室や運動場が不足。現在のスバン校舎への移転によって東西2つの運動場、小中それぞれに体育館とプール、ルーフ付きの広いバス乗降場を確保でき、茶室、数奇屋風様式の和室、日本風庭園といった日本文化も取り入れ、日本の教育課程に準拠した教育を行う学校として世界トップレベルといえる学習環境を整えることができたのである。その校舎も築30年を迎えた現在、大改修工事が進行中である。
 

 
 

公使着任のご挨拶


クアラルンプール日本人会 顧問
狩俣篤志


 

こんにちは、日本大使館の狩俣です。8月中旬にマレーシアに来ました。
これまで赴任や出張で少なからぬ国を見てきたつもりでしたが、どうしたことかマレーシアは、出張でも来たことがありませんでした。ですが、50年ほど昔、わたしの伯父家族がペナンにおりましたことから、子どもの頃のわたしにとって「外国といえばマレーシア」というイメージでありました。わたしの従姉は、総領事館もない時代に日本人コミュニティの力で開校したペナン日本人学校の卒業生第一号だそうです。時は移ろい今のマレーシアはどのようにあるのか、楽しみに参りました。初めて見るクアラルンプールの街は、想像していた以上に美しい都会で、その発展ぶりに目を見張るとともにマレーシアが間もなく高所得国入りを伺おうというのにも納得するところでした。
クアラルンプールの日本人会は、会員の相互の親睦・互助と日本マレーシアの友好・親善に貢献するとの目的のもと、半世紀以上の歴史を刻んでこられたと承知します。これまでの任国でクアラルンプール日本人会のように立派な会館と強い組織を有する日本人会は初めてです。これは、長い時間をかけて邦人コミュニティが築き上げてきた財産だと思います。
昨年10月現在、クアラルンプールには、14,000人強 (都市別世界15位)、マレーシア全体では、27,000人強 (国別世界12位)の邦人がいらっしゃると聞きます。
ネットを通じて情報があふれる今日、世界じゅうの日本人会がその在り方を模索しているところですが、みなさまとともに、クアラルンプールの日本人コミュニティを持続可能に盛り上げていけたらと思います。

 

 


婦人部かとれあ会


【いよいよチャリティバザー開催!】
 


 


*日時:2022年11月6日(日) 10:30am-3:00pm

*場所:Eastin Hotel (Section 16, PJ)

*前売り入場券

 1) KL日本人会会員 RM10
  (KL日本人会窓口にて購入の場合)
 2) 以下の各窓口にて RM15
 ◆AEON 3店舗
 (Mid Valley, Bandar Utama, Taman Maluri)
 ◆ISETAN’s i-Club 3店舗
 (KLCC, Lot 10, The Gardens)

*当日券
 バザー会場のチケット売り場にて RM20
 12歳以下のお子様 無料

*駐車場
 ホテルの駐車場をご利用いただけます(終日RM7) 

 Google Map : Eastin Hotel
 

バザー会場には手芸品、食料品、協賛品 (家電・一般雑貨)、各種バウチャー、浴衣着付け、外部協力企業出店、福祉施設出店などをご用意し、皆様のご来場をお待ちしております!

 

  販売品

続々と協賛品や手芸品が届いておりますので、今回もその一部をご紹介します。
なお、ご購入にあたり会場でのお支払いは一部の外部出店を除き現金のみとなります。また、エコバッグのご持参もお願いいたします。

協賛品の一部をご紹介

 

 

 

 

 

 

手芸品の一部をご紹介

クリスマス柄ピアス

デザインイヤリング

ヘアアクセサリー

ヘアアクセサリー

キーホルダー

キーホルダー

エコバッグ

アロマストーン

外部出店ブース

バザー当日、会場内には外部から出店いただくブースが多数並びます。ぜひお買い物をお楽しみください!

 
  • Acqua Bonita
  • Asian Scents Co.
  • Beryl’s Chocolate
  • Bingka
  • Bunga Raya (ブンガラヤみやげ店)
  • Canon
  • Cherita Chocolate
  • Conteng. Kaki
  • Darlings Honey
  • Doutor Coffee
  • Enchanted Batik
  • Ginger Batiks
  • Helping Hands Penan
  • Jaclyn Japanese Curry Store
  • Japan Airlines
  • Kechara Soup Kitchen
  • Kunikka Style Enterprie
  • Little Abarcas
  • Luen Heng
  • Nala Designs
  • Naren Home
  • Nyonya Kain
  • Patchwork Quilt Club (パッチワークキルト同好会)
  • Rausch Latin Asia
  • Wondermilk

 


 


大使館からこんにちは

< 日本とマレーシアの防衛協力・交流>

在マレーシア日本国大使館
防衛駐在官 森田 宏

はじめに
今年はマレーシアの東方政策 (Look East Policy) 40周年の記念すべき年です。この政策の下で多くのマレーシア人が日本の大学へ留学し、企業等で研修する等、人材育成が日本とマレーシアを繋いできました。このことは多くの方がご存じかと思います。一方で、日本とマレーシアは防衛分野においても留学生の交換等の人と人との交流で繋がっていることをご存じでしょうか。大使館は、日本・マレーシア間の防衛協力・交流を発展させるため、防衛省・自衛隊を積極的に支援しています。今回は様々な防衛協力・交流のなかでも、防衛省・自衛隊とマレーシア国軍による人の交流について一例を紹介します。

マレーシア士官候補生の防衛大学校留学
日本の防衛大学校は様々な国からの留学生を受け入れていますが、マレーシア国軍からも士官候補生が留学しています。現在5名のマレーシア人留学生が入校中で、先日も来年の入校を目指す候補者の素養試験を当地で行ったところです。留学生は、1年間の語学研修の後、全寮制の規律ある団体生活のなか、4年間の厳しい教育訓練を日本人学生と全く同じように受けます。ここで培った同期・先輩・後輩との人脈、流暢な日本語を帰国後に遺憾なく発揮することにより、卒業生は自衛隊とマレーシア国軍を繋ぐ架け橋となることが期待されています。私も防衛大学校の卒業生ですが、同時期に在校していた先輩のマレーシア軍人には当地で大変お世話になっています。先輩が当時の人脈を駆使しつつ自衛隊とマレーシア国軍の架け橋として働く姿を見て、「同じ釜の飯を食う」経験をした仲間の国境を越えた絆の深さ、人の交流の重要性を日々実感しています。

防衛大学校のマレーシア留学生 (左端)  : 2022年

■陸上自衛官のマレーシア国軍教育機関 (幕僚大学) 留学
逆に自衛隊からマレーシア国軍へも留学生を派遣することがあります。その中でも陸上自衛官によるマレーシア国軍幕僚大学への留学は定期的に行われています。幕僚大学とは、マレーシア陸・海・空軍から選抜された少佐 (軍隊の階級) に対する教育機関で、約120名のマレーシア軍人と40名の各国留学生 (軍人) に1年間の教育を行います。これまでに14名の陸上自衛官が留学しましたが、私もその一人です。多数のマレーシア軍人との1年間の教育訓練で培った人的ネットワークは、現在の防衛駐在官としてのマレーシア国軍との調整業務において大変役立っており、この点でも人の交流の重要性を肌で感じています。

マレーシア国軍幕僚大学の陸上自衛官留学生 (右から4人目) : 2021年

■その他の人による防衛交流
留学生の交換以外にも、防衛相会談や幕僚長会談等のハイレベルの会談、防衛当局間の実務者協議、防衛省・自衛隊主催の各種セミナーへのマレーシア軍人の招聘、マレーシア国軍PKOセンターにおける各種教育課程への自衛官派遣等、様々な人の交流を行うことにより、防衛省・自衛隊とマレーシア国軍との人的ネットワークを構築し、信頼関係を増進しています。

■おわりに
マレーシアは、我が国のシーレーン上の要衝であるマラッカ海峡を有するとともに、南シナ海問題に直接的に関与する国であり、日本の安全保障にとっても極めて重要な国と言えます。東方政策40周年を迎え、日本とマレーシアの関係が一層深化している今、防衛分野においても、人と人との交流等によりこれまで培ってきた協力関係を更に発展させることが重要です。大使館は、防衛省・自衛隊と協力して、日本とマレーシアの防衛協力・交流を深化させるための各種取り組みを引き続き行っていきます。

 

 
今月のローカル食材​
<塩干し魚のカレー>
 


料理講習会講師 ちはる 


 


「塩干し魚」の調理法シリーズ第2弾!
マレーシア料理にSalted Fish Curry というのがある。塩干し魚を使うことで独特の香りと複雑な深い旨味が出るので人気のあるメニューだ。
インドのカレーはスパイスを基に作っていくのでスパイスの香りが強く出るのに対し、マレーシアの(ニョニャなどの)カレーはハーブを多く使うので、塩干し魚の臭みは消えて美味しく食べられる。
 

 

Ikan Kurau 200g (英名 Mergui Dried Fish, 中国名 丹老咸鱼)

塩を吹いて白っぽい

水洗いした塩干し魚を湯に20-30分漬け、水分を拭き取っておく
 

下記のペースト材料をすべて粗く切り、グラインダーにかけてペースト状にしておく。
・シャロット 200g
・赤チリ 4本 (種を除く)
・ニンニク 4片
・ガランガル 20g (もしくは生姜)
・ウコン 20g
・レモングラス 3本
・コブミカンの葉 4-5枚
・ブラチャン 10g

魚用のカレー粉(左)とチリパウダー

*作り方

カレーの具材
ナス120g (乱切り) 長インゲン120g (5cm幅) 湯葉揚げ80g  海老8-12匹

①油でナスを3分ほど揚げる

②長インゲンを加え1分ほど揚げたら皿に取り出す

③塩干し魚を中火で表面が茶色になるまで3-5分ほど揚げたら(香りが立つ)皿に取り出す

④グラインダーにかけたペーストをフライパンに残っている油で5-10分ほど中火で茶色になるまでじっくり炒める

⑤水と揚げた魚を入れ、カレー粉(大さじ3)と好みでチリパウダー(大さじ1)を入れて10分ほど煮る

⑥野菜、揚げ湯葉、海老を入れて数分煮る

⑦ココナツミルクとグラマラッカ 中さじ1を入れ、塩味を確認して足りなければ足し、数分煮たら完成!

 

*このシリーズで紹介して欲しい食材や調味料・スパイス等あれば、事務局までお寄せください。office@jckl.org.my
 

 


今月の漢方
<食べ合わせ>

 

国際中医薬膳師/中医実習生  坪井良和



ドリアン屋さんにマンゴスチンとココナツがいっしょに売られているのはなぜか?  答えは「ドリアンを食べた後の体のほてりを冷ますため」といわれている。ドリアンについては、アルコールを同時に摂取してはいけないという禁忌が有名。この話、実は現代科学的根拠には乏しいそうだが、ドリアンを食べた後、実際に腹部の膨満感、体温や血圧の上昇を経験された方も多いのではないだろうか。中医の観点では、ドリアンは体を温める作用が強く、また糖度の高さもあいまって、湿熱の邪気を生じやすいことから、生活習慣病を持つ人、メタボ予備軍には注意が必要な食べ物だとされている。片やマンゴスチンやココナツは体を冷やす食べ物。このような体を温める食べ物と冷やす食べ物の組み合わせはマレーシアではよく見られる食べ合わせだ。

「空心菜のブラチャン炒め」もその代表。空心菜のような湿地で育つ植物は体を冷やす作用があり、冷え性や関節痛、腰痛の持病を持つ人が食べると症状が悪化することもある。しかしブラチャンという発酵アミエビとトウガラシなどの香辛料を合わせた体を温める調味料で料理することでおいしく食べられる。

どの食べ物が体を冷やしがちなのか、あるいはほてりがちなのか。または症状に合わせて特定の食べ物を避けたほうがよいという「忌口 (戒口)」は、マレーシアでは (多少眉唾なものも含めてではあるが) 広く周知されていて、漢方医や鍼灸師にかかった時に「治療期間中食べてはいけないもの」を忠告されたり、そのリストを渡されることが多々ある。


 

例えば、捻挫で接骨院にいくと、マンゴーやオレンジを食べないようにアドバイスされる。酸っぱくて甘いものは湿熱の邪気を生みやすく、気の流れを阻害し、治癒を遅らせると考えられているため。

病後や虚弱体質の改善で漢方を服用する期間は、食事において大根を避ける。大根は消化を促し、気のつまりをよくする効能がある一方で、高麗ニンジンや黄耆 (おうぎ) など弱った体を補う薬材の働きを弱めてしまうからだ。

風邪のひきはじめに葛根湯や桂枝湯を服用する時には、生野菜や冷たい飲み物、酸っぱいものは避けたい。葛根湯や桂枝湯の効用は、その発汗作用によって邪気を毛穴から追い出すことにあるので、体を冷やす食べ物や、酸味の収れん効果は、薬の働きを弱め、邪気を体内にとどめることになってしまうのだ。風邪の初期症状には、おかゆなど温かく消化の良いものと十分な水分をとって穏やかな発汗を促すと、これらの薬の効果がより発揮されやすくなる。


 

日本人からすると、時に首をかしげたくなるようなこともある中華系の食べ合わせ信仰だが、これも風土に合わせた食習慣の一コマだと思うと、案外楽しめるのではないだろうか。
 

 
 


会員活動報告


<秋の味覚を楽しむ会>


今年で4回目の開催となった本イベントが、10月15日(土)の夕べに日本人会会館屋上で行われた。

サンマやきのこ、カボチャ、さつま芋など、日本の秋を感じる食材を日馬和里レストランで調理してもらい、参加者に存分に味わっていただくことができた。後半は秋のフルーツが用意され、会館テナントのクーポン券が当たる抽選会もあり、盛り上がりをみせていた。


今年もキリンビール様のご厚意により、キリン一番搾りの飲み放題をご提供いただいたことにこの場をお借りして厚く御礼申し上げるとともに、会員に親しまれる恒例イベントとして来年の開催に期待したい。

お子さんを含め100名以上の会員が参加

キリン一番搾りと日馬和里レストランの料理



<出産準備教室>
 


9月22日(木)、29日(木)、10月8日(土)の3日間にわたり、約2年半ぶりとなる第73回出産準備教室が開催された。
開催ができなかった期間に以前の会員ボランティアスタッフが帰国されたため、新たに看護師などの資格を持つボランティアを募り、申し出て頂いた方々の協力により開催することができた。

今回8名の参加があり、その感想の一部を紹介する。

  • 初産で不安でいっぱいであったけれど、経産婦の方のお話しを聞けて少し不安がなくなった。この教室で同じ妊婦さん達と悩みを相談できたりして、とてもいい教室であった。
  • 色々なことを、網羅的に教えて頂けたので、妊娠・出産に対する不安がかなり軽減された。看護師&出産経験のある方々のお話しだったのでとても信頼できた。
  • 出産に対してかなり不安があったが、体験談等を聞いて少し不安な気持ちがやわらいだ。妊娠、子育てに関して漠然としていたが講座を受けるうちに具体的な疑問もわいてきて、それをまた聞くことが出来て本当に役立つ情報が得られてよかった。

次回の日程は決まり次第HPにてお知らせ。
出産準備教室の詳細はこちら


妊娠・出産の基本的知識を日本語で学ぶ教室
 

沐浴体験



<はぐくみ会>
 ーハロウィンー

10月26日 (水)のはぐくみ会では、13名のお子さんの参加があり、ハロウィン気分を楽しむことができた。沢山のコスチュームが用意されていて、好きなものを選んで即席ミニ写真撮影会のようであった。ボランティアスタッフによるハロウィンデザインの手作りおもちゃは大好評で、笑顔いっぱいの活動となった。

次回活動日 (予定)
11月  9日(水) 成長の記録をとろう (手形足形をとります)
11月23日(水) お絵かき大会 (チョークを使ってお絵かきをします)
詳細はこちら

かわいいオバケの撮影会

オバケ釣り、たくさん釣れたよ!

 

 
 

 第43回マレーシア全日本人会連絡会 及び 第41回在マレーシア安全対策連絡協議会の開催

(10月7日開催、主催:ペナン日本人会、場所:在ペナン日本国総領事館会議室)
 

  • 大使館関係者及び休会中のタワウを除くマレーシア各地の日本人会12地区の内6箇所の代表が集まり、表記会議が開催され、各日本人会の会員動向、運営課題、イベント・地域貢献、日本人墓地、子弟教育の状況等が共有された。
  • 個人会員数は全体的に依然減少傾向であるが、コタキナバル、ジョホール、ビンツル、クチン等、前年比で増加したところもある事が分かった。
  • 大使館からは2022年10月現在のマレーシアの在留邦人数は在留届をベースにした数字として25,777人との報告があり、引き続き「在留届」、「旅レジ」への登録協力要請があった。
  • 安全対策連絡協議会では、各地区よりコロナの感染状況や事故・事件等治安状況に関する報告があったが、何れの地区でもコロナの流行は下火になりつつあり、また治安の悪化や邦人が事故・事件に巻き込まれたという報告は無かった。
  • 大使館からは、2016年にプチョンで発生したテロ事件やサバ州東側の島嶼部及び周辺海域で過去に発生した誘拐事件などの情報共有と、同州一部の東海岸等の危険レベル3及びレベル2地域への引き続いての渡航禁止或いは自粛についての要請があった。
 

 


マラヤ大学予備教育センター日本留学特別コース (AAJ)
日本人家庭訪問先募集


マラヤ大学予備教育センター日本留学特別コース (AAJ) の学生をご家庭に訪問させていただけませんか?

マラヤ大学予備教育センター日本人教師団  団長  栗岡 誠司

AAJでは、日本の大学への留学を目指すマレーシア人(主にマレー系)の若者に予備教育を行っています。学生たちは、日常会話にはほとんど支障ありませんが、日本の日常生活に関する情報が不足しています。そこで、学生が日本の文化・慣習への理解を深めることを目的として、毎年、日本人の家庭を訪問させて頂いております。ただ、昨年は感染症蔓延のため中止いたしました。例年、多くの在留邦人の皆様のご協力により、学生たちは貴重な体験ができ、大変感謝しております。
つきましては、本年度は下記の要領で家庭訪問を計画しておりますので、皆様へのご協力をお願い申し上げます。

訪問日時:2023年 1 月14日 (土) 10:00~12:00
募集家庭:KLおよびその近郊にお住まいの邦人の家庭 (15家庭程度)
訪問人数:2~3名の学生が公共交通機関を利用して直接ご家庭に伺います
申込方法:次の 1.  2.のいずれかの方法でお申し込みください

  1.  日本人会ロビーにおいてある申込用紙に必要事項をご記入の上、日本人会受付へ提出
  2. 「AAJ学生 家庭訪問受け入れ希望」と題し、(1) 氏名 (漢字、ローマ字) (2) 性別 (3) 住所 (4) 連絡先 (電話番号・E-mail ) (5) 受け入れ可能人数をご記入の上、E-mail (aaj.pasum@gmail.com)にて送信

申込締め切り:2022年11月25日(金)必着
問合せ先:マラヤ大学予備教育センター日本留学特別コース (AAJ, PASUM, Universiti Malaya)
TEL:03-7967-5881 (総務部:松井/石割)

主催:マラヤ大学予備教育センター日本留学特別コース (AAJ)
協力:在マレーシア日本国大使館、国際交流基金クアラルンプール日本文化センター、マレーシア日本人商工会議所、クアラルンプール日本人会、クアラルンプール日本人学校

過去の活動例

  • 日本の観光地、学生の留学予定地域、出身地などの紹介 (写真や日本地図を使用)
  • 日本の文化、遊びの紹介 (浴衣、書道、茶道、福笑い、将棋、かるた、すごろく、折り紙、百人一首、お手玉など)
  • 日本食 (ハラル) の調理体験や試食 (手巻きずし、お好み焼き、味噌汁、納豆、うめぼし、おむすび、せんべい、おもち、団子など)

参加いただいた日本人家庭の感想

  • 日本とマレーシアの架け橋となるであろう学生さんたちと関わりを続けていきたいと思います。
  • マレーシアに住んでいながら、現地の方々と交流も少ないので、年に1度でも互いの文化の違いを知ることができ、ありがたい交流でした。
  • 学生さん達は真面目で、前向きで、対応が丁寧で申し分ありませんでした。
 
 


えっ!マレーシア <ディパバリのライスアート>

 

 

モールの床に展示された特大サイズのライスアートは圧巻!

10月24日はヒンズー教徒の祝日ディパバリであったが、「コーラム」と呼ばれるライスアートはご覧になっただろうか。
写真はショッピングモールの床に描かれた特大サイズのコーラムで、上の階から全体像を撮影したもの。一部の置物を除きすべて色付きの米粒で描かれているというから感心する。コーラムは飾ることによって繁栄をもたらすと考えられており、各家庭でも玄関の床や地面に描きディパバリを祝う。モチーフはランプ、炎、孔雀、象、蓮の花などが多い。

 

今回は編集委員が実際に体験し、えっ!と声を上げてしまったハプニングを紹介しよう。
今から10年ほど前に勤めていた会社での出来事。従業員の中にインド系の若い女性社員がいて、毎年ディパバリの時にはコーラムを作ってくれていた。コーラム用のカラフルなおコメは雑貨店で販売されているが、彼女はその年も白いおコメを何色かに色付けして乾かし、何日も前から準備をしてくれていた。ディパバリが近づいた頃、ショールームの一角でその女性社員が基本部分の絵柄を色付けしたおコメで描き、ほかのスタッフは彼女の指導の下で年号とか会社名とか当たり障りの無い文字や数字の部分をおコメで描いてディパバリ前日にコーラムが完成。誰かが誤って触ってしまうと壊れるので、その日は絵の周りに囲いをして帰宅。翌朝会社に来てみると……折角作ったコーラムの一部が壊れているではないか。どうやら夜中にネズミが出て来て食い荒らした様だ。
何故ネズミの仕業と断定したかというと、コーラムのあちこちに小さな足跡が…。おコメで出来ているので仕方ないことではあるが、残念!

一部の置物を除きすべておコメで描かれている

見事なグラデーションもおコメの粒で表現されている

 

 
JCKLニュースレター
【編集委員】
  • 柳井教男(編集長)
  • 熊谷敦子(副編集長)
  • 松尾義裕(副編集長)
  • 勝田羊奈子(編集委員)
  • 澤村文江(編集委員)
  • 矢内理砂子(編集委員)
  • 和嶋初代(編集委員)
  • 安松英子(かとれあ会)
  • 久保朗子(かとれあ会)

*掲載の内容は変更が生じる場合があります。
ご意見やご感想は事務局ニュースレター担当までお願いします。

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