JCKL newsletter Cover
 
 
 


KL日本人会は1963年にマレーシア政府から許認可を受け発足し、60年という長い道のりの中で会員諸先輩方のご尽力と在マレーシア日本国大使館、政府機関、日系企業など皆様からの温かいご支援を頂きながら、在外邦人の会としては大きな団体へと成長してきました。

そして今年2023年11月25日には「KL日本人会設立60周年」を迎えます。文字にすればわずか12文字ですが、これまで日本人会に関わってくださった方々の数だけ、様々な物語が生まれたことでしょう。この節目にあたり、当会60年の歩みを振り返ってみます。

 

KL日本人会設立60周年記念式典を開催


10月7日(土)に会館ホールで記念式典を開催し、約80名の関係者の皆様が参加されました。髙橋特命全権大使御夫妻はじめ、当会とご縁の深い機関・団体の代表者をお招きし、友好関係を深めるよき交流の場となりました。


▼ 在マレーシア日本国大使館 髙橋克彦特命全権大使よりご祝辞を賜りました

 


JCKL第48代会長 白石雅資様より、式典開催にあたってのご挨拶


JAGAMラウ副会長よりご祝辞
(マレーシア元留日学生協会)


ALEPSイスラミ会長よりご祝辞
(東方政策元留学生同窓会) 


お祝いメッセージ披露
式典前に事務局へ届いたメッセージを司会進行・中島企画広報委員長が披露


スライド上映「60年の歩み」
JCKL設立から60年の歩みをスライド上映で振り返り、諸先輩方のご苦労に思いを馳せると同時に、伝統を引き継ぎ活動を支えてくださっている皆様に感謝する時間となりました



スライドは1963年KL日本人会設立当時の白黒画像から始まりました


永年会員感謝状贈呈
左からJCKL白石会長、47年在籍の井上様、49年在籍の真木様、35年在籍の草深様、JCKL堀口総務委員長


永年勤続者表彰
30年勤続のシャロン・ヤップ様

お祝いのケーキが登場


表彰者の皆様と記念撮影
前列: 万代利夫様、プアンスリ鈴木
中列: (左から)JACTIM澤村会頭ご夫妻、髙橋大使夫人、白石会長、髙橋大使、イスラミ会長、ラウ副会長
後列: (左から)井上様、草深様、真木様、シャロン様

 

 

 
KL日本人会 第45代会長 太田 健司様からのご祝辞
 


 クアラルンプール日本人会の皆様、この度のJCKL設立60周年、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。  
 今日の日本人会がありますのも、偏にこれまで会の発展に献身的に努めて来られた会員の皆さまのご尽力の賜物と存じます。
 世界最大級の盆踊り大会の開催等、今後も末永く日馬両国の「架け橋」として更なる発展を遂げられますよう、陰ながら応援しております。
 

 
KL日本人会 第46代会長 中山 昌邦様からのご祝辞
 


 この度は、クアラルンプール日本人会が設立60周年を迎えられるとの事、誠におめでとうございます。
 クアラルンプール日本人会はマレーシアの成長とともに、日本とマレーシアの友好・親善の促進に貢献されてこられました。伝統ある行事を継続するだけでなく、時代に即した会員の皆様のための新しいイベントも次々と開催され、会員の皆様にも非常に楽しんで頂いていると理解しております。
 クアラルンプール日本人会がこれからますます発展して、「昨日より今日、今日より明日、輝ける日本人会」として70周年、80周年、90周年そして100周年と迎える事が出来ますことを祈念致しまして、お祝いの言葉とさせて頂きます。
 

 
KL日本人会 前事務局長 山下 賢祐様からのご祝辞
 


「日本より感謝を込めて」
 60周年、誠におめでとうございます。
 嗚呼そんな時期なのか、と10年前に編纂された50周年史を久しぶりに手にしてみました。改めて、会の発足に奔走された先人のご苦労を偲びつつ、爾来60年間、会員が日馬両国の友好親善に貢献してきた歴史の、何と素晴らしいことでしょうか。
 引き続き活動を支えていらっしゃる皆様の御尽力に、深く敬意を表しますとともに、会の益々のご発展、皆々様のご健勝を心より祈念いたします。
 Terima Kasih Malaysia.  ありがとうKL日本人会。

 

歴代のクラブハウス


現在のクラブハウスには図書室や日本食レストラン、カフェ、ミニマート、土産屋などがあり、邦人にとって非常に便利な場所です。しかし日本人会が発足した当時はどうだったのでしょうか。日本人会発足の経緯や軌跡を紹介します。

<KL日本人会発足の経緯>
マレーシアにおける日本の商社が「支店開設許可問題」「駐在員のビザ問題」などの情報を交換する目的で集まり、1962年 (S37年) に商社15社で「珊瑚会」を結成。また、これに呼応してメーカー6社が「二水会」を結成。それぞれ親睦を図っていたが、徐々にKLの日本人の数も増え日本人会を結成しようという気運が生まれた。
結成委員は大使館の小松商務官、東京銀行の田中支店長、JETROの須山博士の他、商社・メーカーの代表者たちであった。設立総会は1963年7月27日に「マラヤンノザワ」会社の会議室で行われ、マレーシア政府からは11月25日に認可された。設立総会では大多数の賛同を得て日本人会が結成され、初代会長には東京銀行の田中支店長が就任。資金問題やクラブハウス探しなど、役員を主軸として諸問題に取り組んだ。

①初代クラブハウス
Jalan Pekeliling

1964年5月1日、サーキュラーロードと呼ばれていたJalan Pekeliling (現在のJalan Tun Razak) の奥に一軒家を借りてクラブハウスでの活動がスタートした。 (現在のMiCasa All Suites Hotelの場所)
当時は商工会議所がなかったため、その役割も日本人会が担い、貿易部、建設部、サービス部などが置かれていた。また、日系スーパーがなかった時代でもあり、輸入米なども日本人会が会員からの注文を取りまとめ業者から仕入れていた。
(以下、日馬和里*3号より抜粋) 
食堂部のメニューは、うどん、そば、いなり寿司程度であったが、当時街では日本食が食べられない時代であったため大変喜ばれた。また、会員が本を持ち寄って「子ども向けの図書室」も開設。その頃の日本人会は160名位だった。同年6月19日、婦人部会 (椰子の実会) が結成され、1965年1月には椰子の実会の手により児童の日本語補習クラスが開設された。(参考:日本人学校の開校は1966年)
*1983年創刊の会報誌
 

② 2代目 Jalan Ampang

1979年、クラブハウスはJalan Ampangに移転 (現在のロシア大使館の向かい)。初代会館はオーナーとの契約が切れ、土地開発エリアとなったため。
この頃には、日本から本を取り寄せて販売したり、ビデオレンタルサービスが始まるなど、邦人の生活も少しずつ便利になっていった。
1983年には会報誌「日馬和里」が創刊。
1981年にソフトボール、1985年にガールスカウトが活動開始。
 

③ 3代目 Robson Heights

1987年、クラブハウスはRobson Heightsに移転。天后宮に向かう急勾配の上り坂の右手にある立派なバンガローハウスを借りることになった。
この建物は著名な実業家タンスリ・リム・ゴートンの別荘で、好条件で日本人会に貸してくれていた。
この頃からテナントの築地マート、日馬和里レストラン、レンタルビデオのにこにこ堂が営業を開始した。築地マートでは輸入米、日本の調味料、冷凍魚などが販売された。
 

③ 4代目 現在のTaman Seputeh

1995年、Taman Seputehに移転し現在に至る。クラブハウスとして使用される前はKL日本人学校 (JSKL) の校舎であったため、一部改装工事を行い使用することとなった。
それまでのJSKL児童・生徒の増加に伴い、三度の建増しが行われていたため会館は3棟に分かれており、複雑な構造になっている。かつてここで学んだ学生がここを訪れ懐かしむ姿も時折見受けられる。
今年で築47年と老朽化が進んでおり、改修工事を重ねながら使用している状況。

JCKL50周年史のご案内


2013年のJCKL設立50周年に発行された記念誌には、JCKL50年の歴史だけでなく、JSKL、日本人墓地、MM2Hの10年の変遷など、盛りだくさんの内容が一冊にまとめられています。
JCKL図書室の蔵書として保管していますので、ぜひ一度お手に取ってご覧ください。
 

JCKL設立50周年史

図書室中央部の青いソファ横の棚に保管しています

 

KL日本人会とマレーシアの10年間の変遷

 



KL日本人会の動き

マレーシアの動き

首相
2014
・日本語教室タームパーティー開催

 
・会館周辺の安全のため、ゲートに監視カメラ設置

 
・KL発、北京行きマレーシア航空MH370便が消息を絶ち227人不明に
・中国との国交樹立40周年を記念しパンダのシンシン(8歳 ♂)とリャンリャン(8歳 ♀)が10年間の予定で貸与される
・ウクライナ東部でマレーシア航空MH17便が撃墜され298人死亡

盆踊り会場にMH便犠牲者を追悼する署名パネルを設置

国立動物園の人気者リャンリャン (2021年までに3頭のパンダを出産する)
ナジブ首相

安倍首相

2015

・JCKL慈善基金の設立
・マレー半島東海岸洪水被害への支援義援金を贈呈

 
・ホームページの全面リニューアル

 
・会館周辺の安全のため、T字路に警備員を配置

 
・リンギ、アジア主要通貨で最大の下落 (国際的な原油価格の下落による財政難と、ナジブ首相の汚職疑惑によるマレーシアへの信頼感低下が主な要因)
・マレーシア初となるGST (消費税6%) を4月1日から導入
・キナバル山麓でM5.9の地震があり地滑りや落石が発生、18人死亡
・昨年中国から貸与されたパンダに赤ちゃんが生まれ、名前はヌアンヌアンに
・自由で公正な選挙とナジブ首相の辞任を求める大規模デモが発生
Goods & Service Tax の導入にあたり、各企業も対応に追われた
KL市内で行われたベルシ4.0集会には、約10万人の国民が参加した模様
M5.9の地震によりキナバル山の象徴「ロバの耳」が損傷 Daily Express pic

安倍首相
2016
・理事選挙に電子投票システム採用
・新会館建設のための積立を開始
・盆踊りにセランゴール州王 シャラフディン・イドリス・シャー殿下ご来場

 
・熊本地震被災者への義援金募集
RM85,679.30を日本赤十字社へ
・中央銀行総裁が16年振りに交代、ゼティ氏からムハマド・イブラヒム総裁へ
・イスラム過激派組織「イスラム国 (IS) 」による国内初のテロ事件がKL郊外プチョンで発生し重軽傷8人、テロ攻撃への脅威が高まる
・1MDBの資金流用疑惑は国内調査の終了で幕引きも、米司法省が資産差し押さえ求め提訴
・リオ五輪でバドミントン男子シングルスのリー・チョンウェイ選手が悲願の金逃す
・首都圏で大型の鉄道MRT1号線「スンガイブロー カジャン線」が一部区間で運行開始
KL中心部と南北のベッドタウン、スンガイブローとカジャンを結び、交通渋滞の緩和に貢献
国民的スポーツ、バドミントンのリー選手が五輪3大会連続の銀メダリストに 
The Edge Malaysia pic

安倍首相
2017
・皇太子徳仁殿下ご奉迎
日馬外交関係樹立60周年記念イベント「高校生日本語弁論大会」にご臨席賜りました
 
・第1回となる「こどもの日イベント」「秋の味覚を楽しむ会」「クリスマスイベント」を開催

 
・第41回 「盆踊り」
日馬外交関係樹立60周年を記念し、打ち上げ花火が夜空を彩った
 
・北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が KLIA2 で殺害される
・MRT1号線が全線開通
・「グラブ」「ウーバー」合法化
・平均寿命が男性72.7歳、女性77.4歳に伸びる (前年比+1歳)
・第29回東南アジア競技大会 (Sea Games) で金145個、銀92個、銅86個のメダルを獲得、参加国11か国中一位の座を獲得。急きょ9月4日が国民の特別祝日に
・マレーシアの前身マラヤ連邦 (マレー半島部分) が英国から独立して60年を迎える
・英国チャールズ皇太子が来馬、両国国交樹立60周年祝賀ディナーにご出席
・2002年にスタートしたMM2Hビザ取得者、126か国から合計3万3千人に
8月31日は英国からの独立を記念する「ナショナルデー」の祝日
長らく、多くの国と同様に違法またはグレーだった配車サービスがついに合法化
 

安倍首相
2018
・KL日本人墓地敷地内にマレーシア日本慰霊碑建立
皇室関係者を含めたすべての人が訪問できる慰霊施設として、在マレーシア全日本人会の賛同と日本国政府からの資金支援を得て建立
 
・医療セミナー「救急救命」
心肺蘇生法を学び胸骨圧迫を体験
 
・キナバル山の麓サバ州ラナウでM5.2の地震が発生
・第14回総選挙で野党のPHが過半数議席を獲得して歴史的政権交代を果たし、世界最高齢のマハティール首相 (92歳) が誕生
・PH公約の一つ「GST (物品・サービス税) 撤廃」を実施、SST (販売・サービス税)が復活
・1MDB 疑惑の捜査再開、ナジブ元首相を逮捕
・KL シンガポール間の高速鉄道の棚上げを新政府が発表
激戦が予想された第14回総選挙では10年近く首相の座にあったナジブ氏がマハティール氏に敗北し歴史的な政権交代に  Reuters pic
 
ナジブ元首相は総選挙での敗北から2か月たたないうちに汚職容疑などで逮捕された Reuters pic
マハティール首相に交代

安倍首相
2019
・池田勇太プロ講演会
ゴルフを始めた幼少期のお話や直近の大会のエピソードなどを伺う貴重な機会となった
 
・クラブハウス改修工事
和風堂跡を改装し、さくらルーム、カルチャー室5、小会議室を移設
 
・国王ムハマド5世が任期3年を残し退位
・廃プラスティック対応元年、レジ袋の有料化が進む (最低20¢/枚の公害手数料)
・KLの国際金融区 TRX にペトロナスツインタワーより1.7m高い106階建ての「Exchange 106」が完成
・第1国民車プロトンの販売台数が前年比54.7%増の10万183台に伸び、市場シェアの16.6%を占め2位に返り咲き。中国の吉利汽車との提携後に販売したSUV「X70」などが好調
頂上部分は王冠を表し夜間はライトアップされ美しい。隣接する大型ショッピングモールは2023年11月29日に開業予定、西武百貨店がマレーシア初出店  New Straits Times pic
マレーシアではすべてのゴミが埋め立て処分されており、プラスチックは大きな社会問題
 

​​​​​​安倍首相
2020
・ホームページをリニューアルし、ニュースレターをデジタル化

 
・COVID-19感染拡大、SOP (標準作業手順) に準じた入館対応
体温測定器と自動アルコール手指消毒液を設置
 
・年次総会はフェースシールド(発表者)とマスク(参加者)を付けて出席

 
・与党連合内での対立が深まり、マハティール氏が首相を電撃辞任。当初ムヒディン氏はマハティール氏の首相復帰を支持していたが、最終的に野党連合と組んで下院の過半数を確保し首相の座に
・MM2Hビザ申請条件、大幅に厳格化 (マレーシア国外での年収48万リンギ以上、銀行預金額100万リンギ以上、マレーシア滞在90日以上/年など)
・新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、3月18日からマレーシア全土に全事業を閉鎖する活動制限令(MCO)を発出 (主要インフラを除く)
3月16日の夜10時から首相会見があり、18日からのMCO施行を宣言。翌17日は事業所を1日で閉鎖させる怒涛の1日となった
3月17日は早朝から市民が店舗に押し寄せ、あっという間に棚から商品が消えた
MCO期間中はマレーシア軍及び警察による厳重交通規制検問が行われ、通行許可証が無い場合は通行が許可されなかった
 
強化された活動制限(EMCO)が発令されたエリアには頑丈なワイヤーが設置され完全に封鎖 AFP pic
 
ムヒディン首相に交代

安倍首相
首相
2021
・2020年度のチャリティバザーは2021年3月まで延期され、会館内で開催
SOPを遵守し、入場人数を制限しながら安全に開催 (会員限定)
 
・年次総会をオンラインで開催

 
・2021年度のチャリティバザーを12月に開催
会館での開催は二年連続となった
 
・COVID-19のワクチン接種が2月下旬から始まる
・ゴム手袋業界、強制労働問題で米当局から輸入差止めを受け苦境に
・ムヒディン首相が下院で過半数の支持を失ったとして辞任し、連立政権は1年半で崩壊。UMNOのイスマイル・サブリ副総裁が第9代首相に就任
・2020年に発表されたMM2Hビザの新申請条件、既存参加者向けに大幅譲歩
・12月17日から3日間降り続いた雨により、8つの州で大規模水害が発生、日系企業の操業停止も見られた
エッセンシャルサービス従事者からワクチン接種が開始された
ムヒディン政権で副首相を務めたイスマイル氏が首相に
強制労働問題が表面化し、調査報告と改善が余儀なくされた Reuters pic 
記録的豪雨は百年に一度の洪水とも報道された
 
イスマイル・サブリ首相に交代

菅首相
岸田首相
2022
・安倍晋三総理特使がKL日本人墓地を訪問
日馬外交関係樹立65周年、東方政策40周年を記念し、国王への謁見、マ首相との会談などご予定が詰まる中、先達を偲ばれる優しい心遣いが印象的であった
 
・COVID-19が収束し3年ぶりに盆踊りを開催、5万人超の来場者で賑わう

 
・チャリティバザー会場をホテルに戻し盛大に開催

 
・日マレーシア外交関係樹立65周年及び東方政策40周年も踏まえた首脳会談が開催され、特定技能、青年・スポーツ交流、航空機産業に関する協力覚書の署名などが行われた
・COVID-19パンデミック段階からエンデミックの段階に移行 (4月)
・第15回総選挙の投票率が73%に達したが、単独で過半数を取った政党連合が無く、新たな連立与党を結成。希望連盟 (PH) のアンワル元副首相が第10代マレーシア首相に就任
・インフレ率が2021年の2.5%に対して3.3%に上昇
5月イスマイル・サブリ首相が岸田首相と会談  出典:首相官邸ホームページ
第15回総選挙から選挙年齢が21歳から18歳に引き下げられ、選挙会場では若い人の姿が目立った
選挙後の連立形成に向けた交渉が決裂、国王の要請によってPHとBNの連立が成立しアンワル氏が第10代首相に The Star pic
アンワル首相に交代

岸田首相
2023
・新年会を開催

 
・出産準備教室を再開

 
・KL日本人墓地 秋の慰霊祭開催

 
・MRT2号線 「プトラジャヤ線」 が全面開通
・熱波を受け、全ての学校の屋外活動が一時的に禁止に
・MM2Hビザ、新規の申請条件の緩和策を検討と首相が発表
・USドルに対するリンギ安が顕著になり、USドル=4.7リンギに接近した6月、中銀総裁は下落は行き過ぎとして為替介入を宣言
・麻薬取引などの重罪犯罪に対する強制死刑制度の廃止法施行
・2018年に棚上げが発表されたシンガポールへの高速鉄道事業が復活へ
・マレーシアで生まれたパンダ2頭、中国に返還 (マレーシア生まれのパンダも所有権は中国にあり、2歳になったら返還が求められる)
・「ムルデカ118」のタワー部分が10月に完成
3月に全面開通したMRT2号線「プトラジャヤライン」
中銀総裁は「必要な時には引き続き市場に介入する」と10月23日にも改めて明言 (写真は街中の両替商の10月21日付レート )

岸田首相

 

 

 

 

 
今月の写真<ムルデカ118>


KLのランドマークといえば、KLタワーやペトロナス・ツインタワーを思い浮かべる人が多いだろうが、ここ数年の間にKLには新しい超高層ビルが2つも完成し、圧倒的な存在感を放っている。そのうちの1つ「ムルデカ118」は118階建て、高さ678.9m (こだわりが感じられる連番)、高さではドバイのブルジュ ハリファ(高さ 828m) に次いで世界二位に躍り出たビルである。建設にあたっては多額の公的資金が投入されたため、「The Exchange 106」とあわせ国民から厳しい声もあるが、展望台がビル内と尖塔内にそれぞれ設けられ、KL市内が一望できる場所のひとつになるのは間違いない。

チャイナタウンに隣接する再開発エリアにそびえ立ち、独創的なデザインが印象的なこのビルの魅力は、どこからこのビルを眺めるかによってまったく異なる外観を現すことだろう。外郭が曲線の連続であり、異なる形状の面を組み合わた多面体だからだ。この多面体はマレーシアの多様性を表現するために考案されたデザインであり、これまでの高層ビルの常識を超えた構造工学の進歩の結実と言えるものではないだろうか。そして、もう一つの特徴は尖塔。1957 年にマレーシアの初代首相が独立広場で独立を宣言した際に「ムルデカ!」と叫んで突き上げた腕をイメージしており、天に向かって高く伸びている。

この巨大なビルの構造設計は、世界的に名高く関西空港旅客ターミナルビル、豊田スタジアム、マリーナベイサンズなどにも関わったアラップ社(本社ロンドン)、メインコントラクターはサムスングループで、最新の技術がいたるところに投入されており、環境配慮型建物として世界的認証も受けている。入居テナントの交渉は進行中のようだが、国有企業PNB、メイバンク本社をはじめとするオフィスが83 階分、ハイアットグループホテル17階分、小売店、展望デッキ、160m超の尖塔で構成される。広大な7階建てのモールも2024年にオープンし、1.6ヘクタールの公園に囲まれる予定である。

さまざまな表情を見せるムルデカ118。新旧が入り混じり、多様性を魅力としているこの都市のスカイラインに新しく仲間入りだ。
 

●次の写真もすべてムルデカ118の外観だが、同一ビルに見えるだろうか?

独立広場の方角を向いて立つビルの後方を朝日が照らし、複雑な外郭が鮮明に
ずっしりと重みのある外観 (KLセントラル駅プラットホームからの眺め)
尖塔側 (右腕側) から見ると美しいシンメトリー 
最寄り駅MRT Merdeka前は7階建てモールを建設中 
 
 

 


婦人部かとれあ会

 

チャリティバザーいよいよ開催!

 
 


バザー会場には手芸品、食料品、協賛品、各種バウチャー、浴衣着付け、写真撮影コーナー、JAL制服試着体験、外部協力企業出店、福祉施設出店、キッズコーナーなどをご用意しております。

 

販売品

続々と協賛品や手芸品が届いておりますので、今回もその一部をご紹介します。
 

◆今年度の協賛品の一部をご紹介◆


 


◆今年度の手芸品の一部をご紹介◆

 

バッグ

ヘアアクセサリー

バティック柄の凧

スツール

ストラップ

ヘアクリップ

ボックス

ストラップ

バッグ

 

こちらに紹介した手芸品はほんの一部です。他にもたくさんの協賛品や手芸品を揃えご来場をお待ちしております。
 

◆外部出店ブース◆

バザー当日、会場内には外部から出店いただくブースが多数並びます。また、前年度リクエストの多かった食品売り場と飲食スペースを拡大しました。お腹が空いたら休憩しつつ、ごゆっくりお買い物をお楽しみください。
 

バザー会場案内

※当日の会場レイアウトや出店内容は変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。


 
 
  • 開場前はお並びいただくことが予想されます。あらかじめご了承ください。
  • バザー受付は、ロビー階となります。案内に沿って会場へご入場ください。
 

エコバッグ持参のご協力をお願いいたします。

 


ベビーカー置き場をご用意しています。

2022年度寄付先福祉施設の訪問レポート

かとれあ会では、毎年チャリティバザーの収益金をマレーシア国内の福祉施設にお届けしています。また、施設状況や寄付金、寄付品が有効活用されているかを確認するため、寄付先福祉施設への訪問を行っています。今回はアンパン知的障がい児訓練センターと、ピュア・ライフ・ソサエティの2施設についてご報告します。

 

PUSAT JAGAAN PERSATUAN KOMUNITI ISTIMEWA AMPANG
アンパン知的障がい児訓練センター

 

1999年障がい児の生活訓練センター及び保護職業センターとして設立。主にダウン症児と自閉症児が通っている。

【日本人会からの寄付金の使途】2022年度 約RM3,222

  • スピーチセラピー (口腔運動治療) プログラム
  • スピーチセラピー用器具
 

 

 

THE PURE LIFE SOCIETY
清心社孤児院

 

1952年NGOとして設立された孤児院。設立当初は孤児を養育していたが、現在は家庭環境の悪化による保護が多い。なるべく母親と一緒に暮らせるよう施設での同居を可能にし、施設外に住む家族にも経済的な支援を行っている。

【日本人会からの寄付金の使途】2022年度 約RM6,760

  • 施設の子ども達の学校のユニホーム、靴、靴下の寄付

 https://purelifesociety.org.my/

 

 


チャリティバザーの収益は寄付金として、上記のような福祉施設で暮らす子ども達や施設利用者の支えになります!  皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
 

 

 

大使館からこんにちは

<オンライン申請の開始等に関するお知らせ> 

在マレーシア日本国大使館 領事部

 早いもので今年ももう11月ですが、皆様いかがお過ごしですか。新型コロナウイルス感染症の落ち着きとともに、日本とマレーシアの人の往来も元に戻りつつあります。大使館領事部からは、在留邦人の皆様に関連するニュースとして下記の通りお知らせしたいと思います。
 

1.  旅券・証明等の申請手続きがオンラインでできるようになりました

 

 

 
  • 令和5年3月27日から開始された旅券のオンライン申請に加えて、本年9月25日から、一部証明のオンライン申請も可能となりました。また、事前に手続きを行うことで、手数料をオンライン (クレジットカード/デビットカード) で納付することも可能になりました。詳しくは以下リンクをご確認ください。
    https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_22092023.html
     
  • 在留届の提出内容に変更が生じた場合も、ORR (オンライン在留届) から内容変更をお願いします。
    https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

 

2.  感染症にご注意ください

今年はデング熱や麻しん (はしか) の大規模な流行が報告されています。あらためて今一度、感染症への予防対策をご確認ください。
https://www.forth.go.jp/index.html
https://www.forth.go.jp/Quaran/quaran-travel-Q&A.html

 

3.  日本への持ち込み禁止品にご注意を(動植物検疫)



 

 

4.  不動産を相続した方へ

令和6年度4月1日から相続登記の申請が義務化されます。本措置は、日本国外に居住されているみなさまも対象となりますので、ご留意ください。詳細は以下の法務省ウェブサイトをご確認ください。
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00435.html

 

5.  「闇バイト」は犯罪実行者の募集です

SNSやインターネットの掲示板で、仕事内容を明らかにせず高額な報酬の支払いを示唆する犯罪実行者を募集する投稿が掲載されています。強盗や詐欺といった犯罪に加担することになりますので、絶対に手を出さないで下さい。詳細は以下のリンク先をご確認ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C035.html

 

 
今月のローカル食材​
<キャッサバ揚げボール>
 


料理講習会講師 ちはる 

ターメリックの黄色が美しいキャッサバ揚げボール

「キャッサバ」とは世界中の熱帯で栽培されている低木の植物のことで、茎の根元にできる塊根はキャッサバ芋と呼ばれ、あの人気のタピオカの原料にもなる食材です。マレーシアでは、マレー菓子「クエ」など色々なスィーツに使われています。注意すべき点は、この芋には毒が含まれているので、それを抜くための下処理が必要です。芋だからと安易にそのまま加熱しただけで食べないようしてください。
今回は、このキャッサバ芋にココナッツ・シュレッドを合わせ、もちもち食感と自然な甘みが魅力の揚げボールにします。誰もが虜になるマレーシアのスイーツを試してみませんか。
なお、このメニューは11月の料理講習会で実習しますので、興味のある方はぜひご参加ください。
 

●材料(直径4cmのボール約22個分)

  • キャッサバ芋 約560g
    (皮を剥き420g、廃棄率25%)
  • ココナッツ・シュレッド 100g
  • 砂糖 大さじ2
  • 片栗粉 大さじ2
  • 練乳 大さじ1強
  • 塩 3つまみ
  • 揚げ油  適量

 生地

  • 小麦粉 50g
  • 米粉 60g
  • 砂糖 小さじ2
  • 塩 小さじ1/2強
  • ターメリックパウダー 小さじ1/5
  • 水 220CC

市場で手に入りやすいキャッサバ芋

 

ココナッツ・シュレッド

当地で手に入る米粉 (Rice Flour)

お菓子作りに適した小麦粉 (Cake Flour)

マレーシアの練乳(Sweetened Creamer)

ターメリックパウダー
 

  必須!キャッサバ芋の毒抜き


芋の味と食感は、甘みの少ないサツマイモに似ている。やせた土地でもよく育つため熱帯で多く栽培されているが、青酸配糖体と呼ばれる水溶性の毒物が多く含まれており、調理する前に毒抜き処理が必要。特に皮に毒が多いので、皮を厚めに剥くこと。そして茹でることでさらに毒が湯に溶け出すため、面倒でもこれらの処理を省かないように!
 

見た目もサツマイモのようなキャッサバ芋
 

①5cm幅の輪切りにし、包丁の刃を入れて皮を剥く

②皮の内層の硬くて白い部分も一緒に取り除く

③5cm幅の輪切りのまま茹でる

③芋とたっぷりの水を鍋に入れて加熱し、竹串がすっと通るまで約30分茹でる

⑤芋の中心部が割れてきたら柔くなった頃合いなので湯を捨て、水気をよく切る

 

●調理法

芋の中心部には硬い筋があるので、茹でた後に取り除く

芋が熱いうちに8割ほど潰し、マッシュポテトにする

砂糖、片栗粉、練乳、塩を入れよく混ぜる

ココナッツ・シュレッドを加え混ぜる

種の完成

食べやすい大きさのボール状に成形する

天ぷらの要領で、成形したボールを生地にくぐらせ油で揚げる

揚げ油はボールの頭が少し出るぐらいあれば十分

生地を上から少し垂らし、衣を厚くする(エビ天の要領)

ひっくり返し、同じように上から生地を垂らし、中火で数分揚げる

●おまけの3色ボール

黄色:生地にターメリックを足す
白色:ターメリックなし
茶色:生地に醤油を少々

 

*このシリーズで紹介して欲しい食材や調味料・スパイス等あれば、事務局までお寄せください。office@jckl.org.my

 

 

 


今月の漢方
<タマゴ>

 

 


国際中医薬膳師/中医実習生  坪井良和

 


 ほかの動物性タンパク源に比べて相対的に安く、良質な栄養分が豊富なタマゴは、多くの人にとって今も昔も食卓に欠かせない食品の一つ。漢方ではタマゴの性味は甘、平 (やや寒) 、脾胃に入り、気 (エネルギー) を補って疲れを和らげたり、心身の緊張を解く作用がある。

中国での卵黄油の作り方:日本では卵黄油は生の卵黄を弱火でじっくり炒めることで抽出。中国ではゆでた卵黄が使われる。(画像をクリックするとPDFを表示)
 

 タマゴはその全体が生薬として使われる。まず、卵黄。卵黄は不足している陰液 (体液や血液) を補い、体を潤す効果がある。陰液の不足からくる不眠やイライラを治療する処方にもよく用いられるし、卵黄から抽出した卵黄油は疲労回復やコレステロール低下の効果がある栄養補助食品としても有名。やけどやあかぎれ、湿疹などに効く外用薬としても使え、中国では、授乳中新米ママの乳頭の傷や、赤ちゃんの皮膚トラブルにも安心して使える塗り薬としてポピュラーだ。
 

中国の卵黄油 : 「ママとベビーのお世話に卵黄油を使うのは安心!」

 卵白は熱を冷まし、肺を潤し、皮膚や粘膜を保湿する効果が高い。やけどへの応急処置として卵白と小麦粉を混ぜたものを患部に塗布したり、フェイスパックとして使ったり、教師や歌手が喉を使い過ぎて傷め時や、咳が続いて喉が痛い時に、生タマゴを飲むと症状が緩和するといったおばあちゃんの知恵的な使い方も、漢方の見地からすると根拠のある立派な治療法の一つである。
 

タマゴの殻

鳳凰衣

 殻は、胃や十二指腸の潰瘍など慢性の炎症を抑制したり、小児くる病 (カルシウム・リンが骨基質に十分に沈着せず、弱い骨ができてしまう状態) の治療に用いられる。

 面白いのは「鳳凰衣」。鳳凰とは伝説の不死鳥のこと。タマゴのどの部分だと思われるだろうか?鳳凰衣とは、タマゴの殻と白身との間にある薄い膜のことである。効能としては、喉の炎症を抑え、咳を止める。さらには、現在でいうところの白内障であろうか、目の水晶体が濁って視力が衰える病「そこひ」に効くとされた。このタマゴの薄皮の薬効に関しては、日本でも傷の手当てに有効だとする民間療法の記録がある。漢方では鳳凰衣を乾燥させたもの煎じてを服用するのに対し、日本では生のタマゴを割って薄皮をそっとはがし、傷口を覆うように貼り付ける。外傷の治りが早く、痕も残りにくいといわれている。

 タマゴは栄養が非常に豊富で、しかも体を冷やす効果がある。そのため、食べ過ぎると消化が滞り、体内に蓄積してアレルギーの原因になったり、高コレステロール、痛風、慢性的な消化不良などの体の不調につながると考えられている。ライフステージに合わせた摂取量を守りながら、いろいろな食べ方を楽しみたい食材である。
 

 
 


今年で5回目の開催となった本イベントが、10月21日 (土) の夕べに日本人会会館屋上で行われました。秋サバやきのこ、さつま芋など、日本の秋を感じる食材を取り入れたお食事を日馬和里レストランに用意してもらい、100名を超える参加者の皆さんに味わっていただくことができました。後半は秋のフルーツが用意され、会館テナントのクーポン券が当たる抽選会もあり、盛り上がりをみせました。
今年もキリンビール様のご厚意により、キリン一番搾り飲み放題をご提供いただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。


 

 

ラッキードローでバウチャーをゲット☆

第1回から毎回参加しています。来年も参加します!

二家族で参加。キリンの生はめちゃくちゃ美味しく泡も違った。最高!

 

 
はぐくみ会活動報告 <ハロウィン

 

10月4日 (水) にはぐくみ会の活動が第2ホールにて行われ、10名のお子様のご参加を頂き、ハロウィンのテーマに合わせた遊びを楽しみました。

ボランティアの方による手作りのおばけボーリングや大きなダンボール箱を使った感覚あそびなどの遊具が用意されていて、お子様は興味を持って遊ぶことができました。また、いろいろな種類のハロウィン仮装グッズが用意されていて、好きなものを選んでかわいいオバケに変身し、保護者の方との写真撮影を楽しみました。

はぐくみ会はボランティアの方により、幼いお子様と親子で楽しめる遊びを企画されています。今後もたくさんのご参加をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 
 


次回活動日(予定) 
11月1日 (水) 秋の会
パラバルーン & 絵本音楽遊び


12月6日 (水) クリスマス会

詳細はこちら



参加方法 : 
当日始まる前に事務局窓口にて参加チケットを購入 (事前申し込みは不要) 

 
 


第44回マレーシア全日本人会連絡会及び第42回在マレーシア安全対策連絡協議会の開催

(10月6日開催、主催:クアラルンプール日本人会、場所:クアラルンプール日本人会会館会議室)
 

  • 大使館関係者及び半島側6地区から6つの日本人会の代表が集まり表記会議が開催された。(東マレーシアの6つの日本人会は欠席)この会議は毎年1回開催され、各日本人会の会員動向、運営課題、イベント・地域貢献、日本人墓地、子弟教育等の状況共有と意見交換を行うもの。
  • 会員数動向は全体的に依然減少傾向にあるものの、コロナ禍による影響も一段落したことで、場所によっては若干会員が増えているところもある。一次的に日本に避難していた家族が戻って来た、或いは家族帯同の新規駐在員が増えたことによるものと思われる。
  • 大使館からは①旅券や一部証明書申請手続きのオンライン化、感染症や特殊詐欺事件への注意喚起、②2023年10月現在のマレーシアの在留邦人数は未だ集計中ではあるものの、在留届+推定ベースで20,921人であったとの情報共有、③前述旅券・証明書申請の為にも「在留届」の登録要請があった。
  • 安全対策連絡協議会では、各地区より防犯・安全に関する報告があったが、治安面で目立った事故や事件等の報告は無かった。
  • 大使館からは、詐欺・すり・ひったくり等の犯罪、パスポート紛失事案増加への注意喚起、緊急事態への備え、安否確認への協力、緊急連絡網の整備などの要請があった。
  • また一般情勢として2022年マレーシア治安統計、2021年交通事故統計などの情報共有、サバ州東側の島嶼部地域への引き続いての渡航禁止或いは自粛についての協力要請があった。
 
 


クリスマス会 (会員限定)


12月16日(土) 11:00~16:00

会館にて

 


新年会 (会員限定)


1月13日(土) 16:00~20:00

会館にて


イベント当日の駐車場は、開放できるスペースが限られています。
お乗り合わせや公共交通機関でのご来館をお願いします。
詳細はニュースレター12月号やメール配信にてお知らせします。

 

家庭訪問先募集

マラヤ大学予備教育センター日本留学特別コース(AAJ)の学生をご家庭に訪問せていただけませんか?

マラヤ大学予備教育センター日本人教師団  団長  栗岡 誠司

 

 AAJでは、日本の大学への留学を目指すマレーシア人(主にマレー系)の若者に予備教育を行っています。学生たちは、日常会話にはほとんど支障ありませんが、日本の日常生活に関する情報が不足しています。そこで、学生が日本の文化・慣習への理解を深めることを目的として、毎年、日本人の家庭を訪問させて頂いております。感染症拡大防止を理由に実施を見合わせていましたが、昨年度から再開しております。例年、多くの在留邦人の皆様のご協力により、学生たちは貴重な体験ができ、大変感謝しております。
 つきましては、本年度は下記の要領で家庭訪問を計画しておりますので、皆様へのご協力をお願い申し上げます。

● 訪問日時:2024年 1月20日 (土) 10:00~12:00
● 募集家庭:KLおよびその近郊にお住まいの邦人の家庭 (15家庭程度)
● 訪問人数:1家庭に2~3名の学生が公共交通機関を利用して直接ご家庭に伺います。
● 申込方法:次の 1.    2.  のいずれかの方法でお申し込みください。

  1. 日本人会ロビーにおいてある申込用紙に必要事項をご記入の上、日本人会受付へ提出
  2. E-mailにて送信【 送信先:aaj.pasum@gmail.com
    「AAJ学生 家庭訪問受け入れ希望」と題し、(1) 氏名 (漢字、ローマ字) (2) 性別 (3) 住所 (4) 連絡先 (電話番号・E-mail ) (5) 受け入れ可能人数 (6) 家族構成  をご記入の上送信

● 申込締め切り:2023年 11月24日(金)必着
● 問合せ先:マラヤ大学予備教育センター日本留学特別コース (AAJ, PASUM, Universiti Malaya)
E-mail:aaj.pasum@gmail.com TEL:03-7967-5881 (総務部:志賀/松井)

主催:マラヤ大学予備教育センター日本留学特別コース (AAJ)
協力:在マレーシア日本国大使館、国際交流基金クアラルンプール日本文化センター、マレーシア日本人商工会議所、クアラルンプール日本人会、クアラルンプール日本人学校

 

 

♦過去の活動例

  • 日本の観光地、学生の留学予定地域、出身地などの紹介
    (写真や日本地図を使用)
  • 日本の文化、遊びの紹介
    (浴衣、書道、茶道、福笑い、将棋、かるた、すごろく、折り紙、百人一首、お手玉など)
  • 日本食 (ハラル)の調理体験や試食
    (手巻きずし、お好み焼き、味噌汁、納豆、うめぼし、おむすび、おもち、団子など)
 

♦訪問させていただいた日本人家庭からの感想

  • 日本とマレーシアの架け橋となるであろう学生さんたちと関わりを続けていきたいと思います。
  • この交流会を通して、私たち家族も宗教や文化の違いなどを体験し学ぶことがたくさんあり、大変有意義な時間でした。
  • 学生さんは日本語がとてもじょうずでした。理解力、素早い判断力、文字もきれいに書いてくれました。
 
 

えっ!マレーシア 
<まるで立体のガイドブック!ミニチュア博物館「MinNature」>

 

 

在馬歴が長い方のブログで「思わず夢中になった」と紹介されていたのが、このミニチュア博物館「MinNature」。華やかなエリアのブキッビンタンに、こんなマニアックな博物館はやや意外だが、実は日本人観光客も訪れる人気スポットなのだという。

博物館があるのは、ローカルな雰囲気が漂うスンガイワンプラザの一角。最初は半信半疑で展示室に入っていったものの、ずらりと並ぶ精巧に作られた屋台のミニチュアを見て、心はあっという間にわしづかみにされてしまった。湯気が見えそうな点心の屋台に、ポスターのはがれ具合が絶妙なサテーの屋台、カラフルなマレー菓子のクエなど、味の記憶がよみがえるくらいにリアルだ。

このミニチュア屋台が並ぶ「Taste of Malaysia」のほかに展示室は3つ。マレーシア生活の一場面をジオラマで紹介した「Minis in the Glass Wall」。マレーシアのさまざまな民族を紹介した「The People of Malaysia」(丁寧に再現された民族衣装が見ごたえ十分!)。有名な建築物を再現した「Heritage Architecture」では、マラッカのスタダイス(旧オランダ総督邸)やペナンのコーンウォリス要塞、クダ州ブジャン谷の発掘現場(!)などが並んでいる。行ったことがあれば懐かしく思い出し、知らなければぜひ行ってみたいとワクワクさせてくれる。

プロジェクションマッピングを使ってジオラマをドラマチックに見せたり、スイッチを押すと列車の模型が動いたりと、面白い仕掛けもあるので、気が付いたら1時間ほど見学していた。

博物館の入口には、たった2人の創立者が多くの人を巻き込んで多国籍チームとなり、マレーシアの文化、歴史、伝統を表現した夢のような空間を作り上げるまでがパネルで紹介されている。見学の際にはこちらもお見逃しなく!

インゲン豆のチップスなど、パリパリ系マレーシア菓子の屋台。筒状にした新聞紙にお菓子を入れて売ってくれる。 とある街の真夜中近く。舞台で京劇が演じられている様子が再現されている。舞台横で化粧をする俳優たちの様子がとてもリアル 。 マレーシア国旗を広げたムルデカ広場。奥にはスルタン・アブドゥル・サマド・ビル、手前にはロイヤルセランゴールクラブが再現されている。
 
 
JCKLニュースレター
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